メジャーリーグ通信
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MLBでは意外にも低い指揮官の地位…選手の監督批判は寛容でも「球団批判」は命取り
メッツのホルヘ・ロペスはクローザー経験もあるリリーバーだが、5月29日のドジャース戦に登板した際、大谷翔平に14号2ランを被弾。精神的なコントロールを失い、次の打者フリーマンのハーフスイングを巡って…
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ダルに対する米メディアの評価は「日米通算200勝」より「37歳以上で25イニング連続無失点」
パドレスのダルビッシュ有が日米通算200勝を達成したと、日本のメディアが大々的に報じている。米国の主要スポーツメディアでも、NPB、MLBで合わせて200勝したことを報じてはいるが2番手扱いで、どの…
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捕手を取り巻くMLBのシビアな環境 時短ルールで盗塁増、“裏技”のフレーミングも仕方なく習得
メジャーリーグでは試合時間の短縮につながる新ルールが次々に導入された結果、平均試合時間は2022年に3時間4分だったものが、昨年は2時間39分になった。 しかし、新ルールは捕手の生存環境をさ…
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MLBが2兆円産業「スポーツベッティング」業界にあからさまにスリ寄る本当の狙い
米国は大半の州でNFL、MLB、NBAなどの主要スポーツをギャンブルの対象にするオンラインベッティングが合法化され、爆発的な人気を博している。 民間の調査会社「ドライブ・リサーチ」が、昨年行…
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「ツーシーム」はいまや死語? メジャーで流行り球種、廃る球種、復活した球種
メジャーリーグでは新しい球種が誕生してファンの目を引き付ける一方で、よく耳にした球種が、いつの間にか消えてしまうことがある。 ■新球種=スイーパー 「横の曲がりの大きいスライダー」のこと…
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「嘘付き元通訳」だけじゃない! 米球界に黒歴史を刻んだ球団職員たちの仰天不祥事
メジャーは3月28日に本格的なシーズン開幕を迎えたが、日本では依然として大谷翔平の専属通訳でドジャースの球団職員だった水原一平氏の違法賭博問題に関する報道があふれている。 水原氏は違法なスポ…
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世界的スポーツイベントがテレビから姿を消しているが、大リーグ中継も例外ではない
先日、テレビ朝日がゴルフの全英オープンの中継から撤退するという報道があった。5億円といわれる放映権料を支払えなくなり、42年続いた中継に終止符を打ったようだ。 これに限らず、日本では地上波の…
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メジャーリーガーの結婚事情…2~3割は同級生、そのほか女優、弁護士、アスリート
大谷翔平が結婚を発表したので今回は、最近のメジャーリーガーの結婚をテーマに書いてみたい。 メジャーリーガーの結婚で最も多いのは、高校時代に付き合い出したガールフレンドと交際を続けてゴールイン…
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メッツGMにスキャンダル頻発「本当の理由」…現オーナーで早くも3人目の“クビ”
メッツのエプラー前GM(昨年10月に辞任)が負傷者リスト(IL)を不正に利用して40人枠(メジャー枠)に空きをつくっていたことが内部告発によって発覚、MLBから1シーズン活動停止処分を受けた。 …
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レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態
レイズの看板選手であるワンダー・フランコ(22)が危機的状況に直面している。 2022年のシーズンが終わって母国ドミニカ共和国に帰郷した際、14歳の少女に大金(円換算で約630万円)を渡して…
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売れ残っているのはワケがある…FAランク上位選手4人と藤浪晋太郎の意外な共通点
オフの移籍市場には大まかな流れがあり、FA選手ランキングで1ケタ台の大物は12月20日ごろまでに、おおかた契約を完了し、その次にランクされる20~30人の選手は1月半ばまでに、その他の1年契約の選手…
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大谷も選んだ後払い、寄付、旅行…超高給メジャーリーガーが腐心「節税策」あの手この手
今オフは2人の日本人選手がメガディールを手にした。 ドジャースと契約した大谷翔平(10年7億ドル=約1008億円)と山本由伸(12年3億2500万ドル=約468億円)だ。 大谷や山本…
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メジャーのFA移籍市場は空前の“日本人バブル” 10年で30倍以上の値上がり!
日本人選手がメジャーに挑戦する場合、避けては通れないのがFA市場である。 これまで日本人野手に限って見れば、FA市場にはバブル期が2度、氷河期が1度あった。1度目のバブルを象徴するのは200…
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GMの見立ては思い込みが多い メジャー若手有望株との長期契約に落とし穴
ブルワーズが、メジャー未経験の有望外野手、ジャクソン・チョーリオ(19)と8年8200万ドル(約122億円)の大型契約を交わし、話題になっている。 ブ軍のアーノルドGMの狙いは中心選手に成長…
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米国で貧しい子はプロ野球選手になれない…エリート選手育成ビジネス隆盛の“負の側面”
高校ナンバーワン打者の佐々木麟太郎がNPBのドラフトを拒否し「米国の大学に野球留学する」という。 ひと昔前はアマのトップ選手による「米国野球留学」などあり得ないことだった。米国の高校・大学で…
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チーム貢献度の高い剛速球投手ほどトミー・ジョン手術を受けるという「不合理な真実」
MLBではフォーシームの平均球速が年々アップし、2007年の146.6キロから、今年は151.4キロに達した。 10年前には先発投手(100イニング以上)で平均球速が155キロを超えたのはわ…
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MLBで今季導入「4つの新ルール」の成否は…実際のデータをもとに検証してみた
MLBは4つの新ルールを導入して2023年シーズンを迎えた。 1:ピッチクロック(投球間隔を走者なしの場面は15秒以内、走者ありの場面は20秒以内に制限) 2:牽制球制限(投手の牽制球は3回…
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前田健太はノルマ達成で3億円ボーナスゲット! シーズン終盤に目の色変える“選手の懐事情”
メジャーリーガーの中には、契約書に「一定の数字」をクリアすれば自動的に契約が1年更新される、あるいは多額のボーナスが支給されるという条項を盛り込んでいる者が少なくない。 「一定の数字」は打者の…
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メジャーで分かれたトレードの明暗 ホワイトソックスではオーナー激怒で責任者のクビが飛んだ
メジャーリーグでは今年も8月1日のトレード期限の前にトレードラッシュが起きた。それから40日が経過した今、勝ち組と負け組の色分けが明確になった。 ■負け組:エンゼルス ホワイトソックス …
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メジャーでは名物だった「セプテンバーコールアップ」でスターダムにのし上がった選手たち
メジャーリーグには2019年まで、9月に入ると登録選手枠が25人(現26人)から40人(同28人)に拡大されるという規定が存在した。 それに伴い各球団が9月になった途端、マイナーの有望株を次…