メジャーリーグ通信
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野球は二の次で補強資金をポケットに…メジャー球団オーナーたちの“銭ゲバ”ぶり
メジャー球団のオーナーと聞くと「全米の大富豪トップ400」に入る大金持ちで地元の名士というイメージがあるが、程遠い人物も少なくない。 2017年8月にマーリンズのオーナーになったブルース・シ…
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MLBで来季導入される3つの新ルール 大谷翔平の投打にはどう影響する?
米大リーグでは、来季から3つの新ルールが導入される。「ピッチタイマー」「シフト禁止令」「ベースの拡大」である。これらが日本人メジャーリーガーにどんな影響を及ぼすか探ってみたい。 「ピッチタイマ…
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MLB選手会は「世界最強の労組」ドーピングや性的暴行があろうと契約は保証される
8月中旬、昨年のナ・リーグ本塁打王であるフェルナンド・タティス(パドレス)が筋肉増強剤(クロステボル)の使用発覚で80試合の出場停止処分を受けた。 タティスはパドレスと総額3億4000万ドル…
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8月末トレード廃止の恩恵を受けた有原「昇格」と筒香「マイナー契約」のウラ事情
2018年までメジャーリーグには、7月末を期限とする「ノンウエーバートレード」と、8月末を期限とする「ウエーバートレード」が存在した。「ウエーバートレード」は球団間でトレードが行われる場合、まず当該…
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「期限前トレード」はダイヤの原石を出してポンコツをつかまされるケースが多い
大リーグでは夏のトレード期限を前にポストシーズン進出を狙う上位球団が、下位球団から主力選手を獲得し、その見返りに若手やマイナーの有望株を放出する。このトレードはGM間の電話による即断即決の直接交渉で…
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前座の「ホームランダービー」に食われた? 米オールスター視聴率低迷のウラ
米国では視聴者のオールスターゲーム離れが顕著で、日本時間7月20日に行われた今年の米国における視聴者数は史上最低の751万人だった。前年より9.7%も少ない数字である。これはメジャーリーグの凋落を物…
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メジャーの敏腕コーチが格下の大学野球に引き抜かれるカラクリ
先週、ツインズのウェス・ジョンソン投手コーチがシーズン途中にもかかわらず大学野球の強豪ルイジアナ州立大に引き抜かれて辞任した。 同コーチはプロ経験がなく、もともと大学野球の投手コーチ一筋に歩…
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エ軍マドン監督が解任されて注目 「監督代行」に関する4つの基礎知識
大谷翔平が所属するエンゼルスでマドン監督が解任され、ネビンサードベースコーチが監督代行に就任した。それにより日本のメジャーファンの間で「監督代行」に関心が集まっているので、今回はそれに関する基礎知識…
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クレメンスの四男がメジャーデビュー 親子MVPも可能な金の卵がゴロゴロいる背景
5月31日にサイ・ヤング賞を7度受賞した大投手ロジャー・クレメンスの四男コディ・クレメンス(26)がタイガースでメジャーデビュー。メディアで大きく報じられた。 ■親子大リーガーは史上252例目…
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投手大谷が「1イニング4奪三振」を記録する日…エンゼルス捕手の拙守は改善されず
孫子の兵法では「戦わずして勝つ」ことが最上の策とされるが、メジャーリーグは「ヒットを打たずして勝つ」ことが究極の勝ち方である。 これをやってのけたケースは過去に6例あり、直近では今月15日の…
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佐々木朗希の完全試合が注目された裏側 MLBは「20歳でデビュー」が最高の勲章
日本で佐々木朗希が完全試合をやってのけたことは、米国のスポーツメディアでも大きく報じられた。注目されたのは佐々木朗が20歳の若さで快挙を成し遂げたことだ。 メジャーリーグにも20歳以下の年齢…
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10年前とは隔世の感…メジャーで頭角を現すアジア系選手続出! いまや一大勢力に
開幕から10日ほど経過し、目立った活躍をしているのは今季レギュラーに抜擢されたアジア系米国人のプレーヤーだ。 ■ガーディアンズの中国系ルーキーが鮮烈デビュー その代表格がガーディアンズ…
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起業失敗、賭博、浪費…転落人生を送る元スター選手、松坂の兄貴分は60億円損失
メジャーの有名選手には引退後、財産を失い無一文になる者が少なくない。 ■素人ビジネス メジャー通算216勝の大投手カート・シリングは軍事オタクで、引退後にバトルゲーム会社を設立。しかし…
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労使合意で「選手間格差の拡大」は是正 MLBの若手がNFLやNBAより恵まれている“2つの理由”
昨年12月2日から続いていた新労使協定を巡るMLB(オーナー側)と選手会による交渉が3月10日に急転直下で合意。今季メジャーリーグは例年通り162試合制で実施されることになった。 この新協定…
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清原和博氏だけじゃない! 大リーガーによる「人命救助エピソード」3選
日本では清原和博氏の人命救助が話題になっているが、メジャーリーグでも現役の有名選手や元スター選手の人命救助がニュースになったことが何度かある。 2013年当時レッズの主砲格だったトッド・フレ…
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高梨沙羅はスーツ規定に泣いたが…大リーグでも誤審が優勝の行方を左右する
北京冬季五輪では高梨沙羅の不可解な「スーツの規定違反」を筆頭に次々と疑惑の判定が発生している。 大リーグでも、不可解な判定は枚挙にいとまがないが、特にひどいのが次の5つのケースだ。 …
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元楽天のメキシコ人右腕には厳罰下ったが…大リーグ「治外法権」の仰天
メジャー通算13勝右腕で楽天に在籍したことがあるセルジオ・ミトレは、一昨年7月に当時同棲していた19歳のメキシコ人女性リリアーナさんの1歳10カ月になる娘イネスちゃんを何度も殴打したうえ、性的な暴行…
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メジャーリーグの組閣事情「カネも出すがクチも出す」オーナーの弊害
メジャーリーグはロックアウトで1カ月以上FA選手の契約やトレードが止まっている。 コーチの獲得や移動は対象外のため、ここにきて動きが見られた。メッツが年明けからコーチ陣の人選を開始したのだ。…
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大谷翔平がFTXアンバサダーに就任 ギャラを株式で受け取るメリット
先月16日、大谷翔平が暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するFTXという企業のグローバル・アンバサダーに就任した。 役割はブランド・イメージの向上に寄与することだ。ギャラは公表されていないが、…
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大谷翔平の通訳・水原一平氏の貢献度はいくら 日本語の年俸はスペイン語の約2倍!
大谷翔平の大ブレークの陰に通訳を務める水原一平氏の貢献あり――メジャーリーグの通訳への関心が高まっている。 2015年まで通訳は日本、韓国、台湾出身の選手にだけ許された特権だったが、16年か…