メジャーで分かれたトレードの明暗 ホワイトソックスではオーナー激怒で責任者のクビが飛んだ
メジャーリーグでは今年も8月1日のトレード期限の前にトレードラッシュが起きた。それから40日が経過した今、勝ち組と負け組の色分けが明確になった。
■負け組:エンゼルス ホワイトソックス
エンゼルスはシーズン後半に入って持ち直し、7月下旬にはあと一歩でワイルドカード圏内というところまで来た。ミナシアンGMは大谷をチームに残留させるため、何としてでも圏内に入ろうと、7月26日にホワイトソックスからエース格のジオリトとセットアッパーのロペスを獲得。
さらに同30日には強打のグリチェクとクローンも獲得した。しかし、期待通りに働いたのはロペスだけで他の3人は揃ってスランプに。そのためエ軍は8月に入った途端、7連敗して圏外に脱落。
さらに同GMはケチなオーナーから贅沢税の支払いを極力、減らすよう命じられたため8月末に投打の主力6人をウエーバーにかけて5選手を放出。これでエ軍はチームとしての体をなさなくなりミナシアンGM、ネビン監督、ワイズ投手コーチの「無能トリオ」はクビが確実な情勢になった。