友成那智
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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

メジャーで分かれたトレードの明暗 ホワイトソックスではオーナー激怒で責任者のクビが飛んだ

公開日: 更新日:

 メジャーリーグでは今年も8月1日のトレード期限の前にトレードラッシュが起きた。それから40日が経過した今、勝ち組と負け組の色分けが明確になった。

■負け組:エンゼルス ホワイトソックス

 エンゼルスはシーズン後半に入って持ち直し、7月下旬にはあと一歩でワイルドカード圏内というところまで来た。ミナシアンGMは大谷をチームに残留させるため、何としてでも圏内に入ろうと、7月26日にホワイトソックスからエース格のジオリトとセットアッパーのロペスを獲得。

 さらに同30日には強打のグリチェクとクローンも獲得した。しかし、期待通りに働いたのはロペスだけで他の3人は揃ってスランプに。そのためエ軍は8月に入った途端、7連敗して圏外に脱落。

 さらに同GMはケチなオーナーから贅沢税の支払いを極力、減らすよう命じられたため8月末に投打の主力6人をウエーバーにかけて5選手を放出。これでエ軍はチームとしての体をなさなくなりミナシアンGM、ネビン監督、ワイズ投手コーチの「無能トリオ」はクビが確実な情勢になった。

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