ベテラン証券マンが教える株のカラクリ
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近づく株主総会の季節…「物言う株主」の保有銘柄が狙い目
このところ足踏みが続く日本株。手掛かり難だ。そんなわけで、6月後半の株主総会に向け、アクティビスト(物言う株主)に注目する投資家が増えている。言うまでもなく、アクティビストとは株主提案を出すファンド…
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新NISAにとって日本株は強い味方…投資枠では47%と想定以上に買われている
3月22日に4万888円の史上最高値をつけた日経平均。その後はパッとしないもみ合いが続くが、かといって、恐れられている暴落もなく、高い水準を維持している。下支えとなっているのが新NISA(少額投資非…
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米大統領選で株価はどう動くのか? 経験則を調べてみると…
米大統領選が半年後に迫った。「大統領選の年は米国株は堅調」と巷間言われるが、本当なのか。経験則を調べてみた。 まず1970年から2023年までの米大統領4年サイクル(①中間選挙年②選挙前年③…
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日本証券取引所グループ(JPX)は1年で株価が2倍に…快進撃は意外と知られていない?
このところ日経平均株価は米国の事情で調整局面に入っているが、先月までの株式市場の好調を象徴する銘柄の話をしたい。東京証券取引所などを傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)だ。東証プライム市場に上場す…
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損保大手の「政策保有株6.5兆円」売却表明はなぜ株価下落の要因にならない?
投資家の間でひそかに注目されてきた損保大手4社による「政策保有株」の売却。2月29日の発表から1カ月あまり経ったが、大きな混乱や反動はなさそうだ。 ご存じのように、損保4社が今後、売却整理す…
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「肥満症薬」がテスラを超えた! 有望株が次々と出現する米国市場の強さ
アップルやエヌビディアなどの「マグニフィセント・セブン(M7=壮大な7銘柄)」にマネーが集中し、上昇を続けてきた米国市場に、新たな有望株が登場した。「肥満症治療薬」である。 開発で先行したの…
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日経平均4万円突破で…ETF人気に変化は起きるのか? 日本の株高を支えるのは海外マネー
4万円の大台を突破した日経平均株価。日本の個人投資家は上昇スピードが速すぎることを警戒し、いつ大崩れするかと気をもんでいるようだが、相変わらず日本株の買い意欲は強い。 その原動力が海外からの…
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株価は絶好調でも証券会社は儲からない仕組み…「熱狂」がない理由はコレなのか?
日経平均株価が34年前の史上最高値を抜いたと大きなニュースになっている。それにしては「熱狂」がないともいわれるが、その理由は証券業界の“静けさ”にあるのではないか。 バブル期の大手証券は企業…
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似て非なる現在の日経平均株価…34年前のバブル最高値と比べるのは無意味
岸田内閣や自民党のテイタラクをよそに、日経平均株価(日経平均)は年初から急騰を続け、一気に3万7000円台に突入している。 これをもって、メディアでは「バブル後の最高値更新」とか「34年前の…
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株の「売り方」に転じた日銀…市場へのプラスとマイナス
今年に入って一気に上昇した株価。日経平均は連日バブル後の高値を更新し、史上最高値3万8915円も視野に入りはじめているが、この株高で一番ウハウハなのはだれか? そう、日銀である。 2010年…
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金額ベースで過去最高に!「上場廃止」企業が増加するウラ側
新年早々、バブル後の最高値を更新し、にぎわいを見せている株式市場。ただその裏で、有名企業が次々と「退場」していることをご存じか。 昨年11月にはシダックス、ベネッセHD、大正製薬HDといった…
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疑獄事件と株価の関係は…自民派閥パーティー裏金事件でも今年の最高値うかがう状況
連日、自民党派閥のパーティー券裏金事件が騒がれている。「令和のリクルート事件」なんていわれ、追い込まれる岸田首相の支持率は急落の一途。政権の大危機である。 こうなると、政治の不安定を嫌う株価…
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「もの言う株主」に狙われる親子上場銘柄には投資妙味もある
10月17日、英国のアクティビスト(もの言う株主)であるパリサー・キャピタルが、京成電鉄に対し保有するオリエンタルランド(OLC)株の一部を売却するよう要求していたことが明らかになった。東京ディズニ…
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ソフトバンクの新金融商品「社債型種類株式」のうま味とリスク
9月に本欄で紹介した「アクティブETF」に続いて、また日本初の金融商品がデビューした。社債の特性を持った上場株式、その名も「社債型種類株式」である。発行したのはソフトバンクグループの国内通信子会社ソ…
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人気のインド株「成長の罠」に要注意…経済成長と株式投資のリターンは必ずしも一致しない
日本から直接購入できないインド株に投資するには、インド株を組み入れた投資信託(カントリーファンド)を購入するのが一般的だ。新興国株式投信の過去1年間の純流入額ランキングを見てみると、上位10本のうち…
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関心高まる「株式投資型クラウドファンディング」の基礎知識
インターネットを通して広く資金を募るクラウドファンディングについて、説明は不要だろう。株式市場でも、未上場企業が個人投資家から資金を募る「株式投資型クラウドファンディング(CF)」への関心が徐々に高…
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177社が「プライム」上場維持を断念したが…意外にも3割強の株価が上昇
東証プライム市場の選別が進んでいる。 2022年4月、市場再編を実施し、最上位市場を「プライム」と位置づけ、時価総額100億円以上などの基準を設けた東証。再編前に約2200社あった旧1部企業…
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デビューした「アクティブETF」の魅力とは? 9月に6本が初上場で出だし好調
これまでETF(上場投資信託)といえば、国内では株価指数(インデックス)に連動するものしかなかったが、9月7日、運用会社が銘柄を積極的に選んで運用する「アクティブETF」6本が、東京証券取引所に初め…
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2024年スタート「新NISA」で狙われる銘柄やジャンルは? 注目は配当金の複利効果
来年1月からスタートする新NISAでは、どんな銘柄やジャンルがターゲットになるのか。有力なのは、言うまでもなく高配当銘柄だ。 テンバガー(株価が10倍になる銘柄)のような株を狙うのも醍醐味で…
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トランプ大統領返り咲きを先取り ウクライナ停戦・復興で買われる日本株
“先取り”の3回目である。トランプが大統領に返り咲いたら何が起きるか。プーチンとの電撃会談、ウクライナ停戦も大いにありだ。バイデンと違い、トランプはプーチンとの間にパイプを持っている。その自信からか、…