地道な活動が実を結んだ 前田敦子“本領発揮”までの4年間
「『会いに行けるアイドル』の先駆けであるAKB48とファンは濃密な関係で、卒業以降、劇場や握手会といった接点がなくなるとどう応援していいのか分からなくなる場合がある。とりわけ、前田敦子は、大島優子や高橋みなみのように感情を表に出すタイプではなく、方向性や世界観が理解されにくい。それが、卒業から4年の歳月が経ち、地道な活動が実を結び始めた。一部のコアなファンや映画監督らを魅了する“あっちゃん自身のポテンシャル”への認知度が広まったように感じます。来月で25歳になる彼女は少女と大人の女性のはざま。芝居ひとつとっても多様な役ができる。これからがとても楽しみです」
この日のライブでは、「もう一度ゼロに戻って、新たな気持ちで頑張っていこうと前向きになっています」と話した前田。ひところは交際していた歌舞伎役者の尾上松也(31)にゾッコンで、母親にも挨拶を済ませるなど梨園の妻になるのかと思われたが、1年ほど前に破局してからは浮いた話はなし。
18日はAKB48最大イベントの総選挙。卒業から4年が経ったが、本領発揮までには必要不可欠な時間だったようだ。