「ワカコ酒」がきっかけ 武田梨奈はオフでも一人酒を満喫
それでだんだん目覚めたんですよ、お酒のおいしさと、一人飲みの楽しさに。一番いいところは好きなお酒を適量だけ楽しめること。私、チャンポンが平気なタイプなので、ホッピーとかビールに始まり、日本酒、焼酎、ワイン、洋酒と気になったら何でも飲むんです。でも、量はそこそこなので、マイペースで飲んで、気分よく酔ったところでサッと切り上げちゃう。
それに一人で飲んでると、珍しいせいもあると思いますが、お店の板長や女将さんが話しかけてくれて、お酒やお料理のことをあれこれ教えてくださるんです。飲みに行くたびに「へー」と「なるほど」がたくさんあって、それだけでも楽しめますね。
■京都駅そばの家庭料理屋で一期一会を実感
先日の夕方、名古屋で仕事を終えた後、翌日のお昼すぎの都内の仕事まで、ポンとスケジュールが空いてたんです。それで京都に向かい、1泊して翌朝、芸能の神様もいらっしゃる車折神社へ参拝することにしました。
もちろん当日の夜は一人酒。京都駅のそばのホテルにチェックインした後、ホテルから歩いて10分ぐらい、赤提灯に誘われるまま20時ごろに入りました。そこは“お母さん”が一人で切り盛りされてる家庭料理の店。22時をすぎると、常連さんも帰ってしまい、2人っきり。たまたまテレビで昭和歌謡の特集をしていて、尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」が流れ、口ずさんだフレーズがたまたま“お母さん”と同じ。それから会話が弾み、23時すぎまで楽しく過ごしました。まさに一期一会を実感できた一夜といえますね。