裕次郎の歌声には上手下手を超えた味わいと説得力がある
「去る者 日々に疎し」は人の世の常、まして30年という歳月が過ぎてしまった。しかし、心を揺さぶる鮮明な生の軌跡が残れば、忘れがたい人間もいる。裕次郎はその種の数少ない人物のひとりであろう。目に見える映像と耳に聞こえる歌、これだけあれば、いつでも生前の姿がしのばれる。
裕次…
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