今年もカメムシ大量発生か? 被害拡大でさらなるコメ高騰の懸念…農水省が注意喚起
あの害虫が、今年も「米騒動」を引き起こすかもしれない。
コメが高値を記録し続けている。農水省によると、全国のスーパーでの平均価格(5キロ)は先月23日までの1週間で4197円。前年同期比の2倍以上の高値で、12週連続でこれまでの最高値を更新した。
昨夏の「令和のコメ騒動」では全国的にコメが不足し、需給のバランスが崩れたことでコメ高騰のきっかけとなった。猛暑による歩留まりの減少が影響しているほか、各地でカメムシが大量発生したことも追い打ちをかけていた。
イネ科の植物をエサとする斑点米カメムシ類は、コメに黒色や茶色の斑点ができる「斑点米」を生じさせ、品質の低下を招く。また、斑点米カメムシ類の一種であるイネカメムシは、出穂直後から籾を吸汁することでイネの実ができなくなってしまう「不稔米」を生じさせるため、収穫量にも影響を及ぼす。
カメムシは外気温が高ければ高いほど活動が活発になるため、昨夏はまさに繁殖に有利な環境だった。実際に、各地で斑点米カメムシの影響が確認されており、全国的なコメの等級低下や、地域によっては大幅な収穫量の減少がみられた。