木下優樹菜に仕事なくても給料払うと申し出た事務所の温情
話し合いで木下が感情的になり、事務所もかなり怒ったのだろう。引退発表の書面に「当社として、今後の同人との信頼関係を維持することが著しく困難と判断」と表現している。普通、関係がこじれても「円満退社」が強調され、これだけのことは言わない。つまり、「話ができる状態でさえなかった」わけだ。
芸能界では、タレントが逆境の時に所属事務所は弁護士のような存在になる。不法行為や犯罪でもなければ、どこまでも盾になり、家族のように味方についてくれ、いい状況に向かうように努力してくれる。特に今回の彼女のように「仕事がなくても給料を払う」というところは少ない。
だからこそ僕は、彼女はすべてを包み隠さず、打ち明けて相談すべきだったと思う。そうした悩み、苦しみを“身内”に打ち明けてくれた方が事務所スタッフも動きやすく、善後策を講じることもできるのだ。
信用してよ……という事務所サイドの叫びの声が聞こえてくるようだ。