キンタロー。も反省…不満をネットに晒し炎上する行動心理
「SNSは不満といった一時的な感情が出やすい」
いずれにしても不用意な投稿だったのは間違いないが、著名人によるネット投稿、炎上というパターンで思い出されるのは、実姉が勤務していたというタピオカ店とトラブルになり、インスタで店を“口撃”して問題となった元タレントの木下優樹菜(33)や、マスク着用をめぐって広島県尾道市の餃子店から入店を拒否された経緯を自身のSNSに書いた元ライブドア社長で実業家のホリエモンこと、堀江貴文氏(48)らがいる。
そろって影響力のある著名人の投稿だったため、当初、批判の矛先が記述されたタピオカ店や餃子店に集中。今回のキンタロー。のケースでも「長女の預け先」は、いつ、見知らぬ人からの批判が大量に寄せられるのかと気が気じゃなかったに違いない。
著名人はなぜ、こうした“過ち”を犯すのか。明大講師の関修氏(心理学)はこう言う。
「著名人は日々、ツイッターやブログを更新することで自分の存在感をアピールしています。そして、米国のトランプ前大統領を見ても分かる通り、SNSなどに投稿する短い文章というのは、不満といった一時的な感情が出やすいのです。長い文章であればよく考え、推敲しますから攻撃的な表現などは避けますからね。著名人は投稿するのが日常になっていますから、本来は表に出さないような憎悪の感情の書き込みに対しても感覚が鈍くなっているのでしょう。そして、後になって『マズイことを書いた』と気づくわけです。著名人はフォロワー数が多いためにマイナスの反動も大きくなるのです」
著名人に限らず、SNSに投稿する際にはひと呼吸置くことが重要ということだ。