著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<132>マコやんは2019年3月末で野崎さんの会社「アプリコ」をクビになった

公開日: 更新日:

「お疲れさまでした」

「なんか釈然としないけど、文句を言ってもしゃあないからのぉ」

 2019年4月に入ってから、私は田辺市内の居酒屋でマコやんと向かい合っていた。彼は3月末日で、野崎幸助さんの会社「アプリコ」をクビになったので、慰労するためでもあった。南紀はすっかり春らんまんだったが、課題山積の私の気持ちはスカッと晴れてはいなかった。

 番頭格のマコやんとベテランの前原さんが辞めたので、アプリコに残ったのは金庫番の佐山さんだけになった。彼女は自分の娘をアルバイトとして雇わせて、2人でアプリコに出勤して和気あいあいと気楽な日々を送っていた。

 これらを差配していたのは早貴被告の弁護士のようで、「早貴さんの意向だから」と言っていたと聞いたが、本当なのかは分からない。早貴被告からは弁護士にレクチャーされたと聞いていたので、操り人形のようではなかったのか。

「マコやんがドン・ファンの通夜の時に『佐山さんはアプリコに最後まで残るつもりだから』と言っていたことが当たりましたね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド