著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

若き日のナイナイ岡村隆史と矢部浩之 授業初日に「売れる」と確信した根拠

公開日: 更新日:

 このコラムもおかげさまで100回目を迎えることができました。読者のみなさまに感謝いたします。今回から5週にわたって、NSC講師の原点になったナインティナインを書かせていただきます。

 ご存じのみなさんも多いように岡村君と矢部君は高校のサッカー部の先輩・後輩です。将来は「国家公務員になる」と決めていた岡村君が、どうしてNSCへ通い、芸人への道を歩んでいったのか? 矢部君の一言で決まりました。

 1浪中の岡村君に「岡村さん、NSC行きませんか?」と言われて、芸人になる気など全くなかった岡村君が“1年間クラブ(部活)感覚”で行けばいいと思って「かまへんよ」と答えたのがナイナイの始まりです。

 1990年NSC大阪9期生にやって来た2人。私もこの年から急遽NSCの講師をやることになりました。急遽というのは、この年の2月の半ばに突然「4月からNSC見てくれへん?」と担当者から言われて「漫才なんてよう教えないですよ」「ずっと(オール)阪神巨人さんの台本書いてるやん」「書かせていただいてますけど……」「ほな大丈夫大丈夫!」。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末