泉ピン子が橋田壽賀子さん追悼ドラマにキャスティングされず?渡鬼ファミリーとの“本当の関係”
ピン子は1970年代半ばから、日本テレビ系の情報番組「テレビ三面記事ウィークエンダー」のリポーターとしてブレーク。その後、橋田さんが脚本を担当したNHK朝の連続テレビ小説「おしん」の母親役で演技力を評価され、女優として脚光を浴び、渡鬼シリーズで岡倉家の5人娘の次女、小島五月役に抜擢された。
■いじめ報道に「やっていない」と弁明
「一躍、ファミリーの一員となったピン子は、橋田さんだけではなくプロデューサーの石井ふく子さんにうまく取り入った。2人の威を借りて、渡鬼の現場では先輩女優や男優の演技にクレームをつけたり、当時新人だった野村真美などの若手に厳しく当たったりしていましたから。そのことがメディアに報じられると、ピン子は泣きながら橋田さんや石井さんに『やっていない』と弁明し、信じさせてしまうんです」(元番組関係者)
98年に起こったのが、渡鬼シリーズで岡倉節子役を演じていた女優の故・山岡久乃さん(99年に72歳で他界)の降板騒動だ。
「山岡さん演じる岡倉節子が“海外旅行で急死”という不自然な設定で急に番組からいなくなったことで、当時、山岡さんの病気説と橋田さん、石井さんとの確執説などが囁かれました。山岡さんは橋田さんの威を借りて一部の俳優たちに対して傲岸不遜な態度を取るピン子が許せなかったといいます。ピン子を甘やかす橋田さんにも不満を持っていたのは確かですが、山岡さんは聡明な方でしたから、橋田さんと確執はなかったと思います」(当時、渡鬼に出演していた俳優のマネジャー)