Nスペ「南海トラフ巨大地震」ドラマで原発事故リスク描かずスルー…視聴者から疑念噴出
《NHKスペシャルで南海トラフ大地震を想定したドラマをやっていたけど、原発の「げ」の字も出てこなくて笑ったわ。伊方原発なんかもろにダメージを食らうだろうに》
東日本大震災の翌日、2011年3月12日には東京電力福島第一原発1号機原子炉建屋で水素爆発が起きている。死者・行方不明者のほとんどは津波の被害者だが、福島原発事故によって県民を中心に故郷や財産、そして漁業や畜産農家などは風評被害で職を失うなどいまだに苦しんでいる人が大勢いる。
想定震源域にある愛媛県西宇和郡伊方町には再稼働中の「伊方原子力発電所3号機」がある。防災ハザードマップ上の南海トラフ地震の被害想定は最大震度6強、最大津波高21mだ。また、南海トラフ地震の後、「半割れ」が起これば愛知や静岡、三重で震度7の東南海地震が想定される。現在は稼働していないが、静岡県御前崎市の予想震源域に「浜岡原発」があるが、ドラマやドキュメンタリーでは「原発」リスクに言及されることはなかった。
それだけに岸田政権が「原発推進」しているなか、政治的な理由があったのではないか、と疑念を抱いた視聴者が多かったようだ。