「らんまん」は「つまらんまん」? NHK朝ドラらしさ復活も《地味で退屈》と批判噴出のワケ
しかし、一方で「つまらんまん」という言葉も登場し、《地味で退屈》と厳しい評価を下す視聴者もいるようだ。
■バランスが良くツッコミどころがない良作
「朝ドラの幼少期はハズレがない傾向ですが、主人公が三作連続で病弱設定だったこともあり、今回は割とつまらないという声も目立っていました。ですが子役の演技の素晴らしさもあり、持ち堪えつつ、懸念されていた子供編から大人編への移行は難なくクリアしたと言えます。浜辺さんとの恋が動き始めた東京編に入ったことで、幼少期の地味だった部分は乗り越えられたのではないでしょうか」(ドラマ制作関係者)
また「おかえりモネ」「カムカムエヴリバディ」「ちむどんどん」「舞いあがれ!」とフィクションの朝ドラが続いていたが、「歴史的偉人の一代記」は2020年後期の「おちょやん」以来5作ぶりとなる。
「全体的に当時の価値観や史実を曲げることなく、適度なバランスで加えられたアレンジも好評でツッコミどころが少ないため、ネットで騒がれることに繋がっていないのだと思います。良い感想よりも、批判コメントの方が主張したいという熱量が上回っている人が多いということでしょう。ツッコミどころがない良作なので、みんな静かに味わって見ているのではないでしょうか」(同)