ダウンタウン松本人志を性教育番組MCにキャスティング NHKに改めて向けられる厳しい視線

公開日: 更新日:

横山やすしも苦言を呈した松本の芸風

 松本は「松本人志と世界LOVEジャーナル」の中で、成人向け動画によって間違えた知識を得てしまうという流れになった際、「(動画による)間違えた学び方は自分もしてきた。やっぱり一時は(女性の)顔に……」と言って、ラランドのサーヤ(28)が「めっちゃ良くない」と不快感をあらわにする一幕もあった。

 こういった誰かを不快にしてまでも、笑いに貪欲なダウンタウン、そして松本のスタイルにいち早く苦言を呈していた大物芸人がいる。

「『ライト兄弟』というコンビ名を名乗っていたダウンタウンが、82年に『ザ・テレビ演芸』に出演した際、故・横山やすし氏が『笑いの中に良質なものと悪質な笑いがある。あんたら2人は悪質な笑いやで』『テレビ出るような漫才ちゃうで』と酷評したことは有名です。ダウンタウンがそういった苦言をバネにし、弱みやコンプレックスを感じさせない圧倒的つわものとしてのお笑いスタイルが芸人として唯一無二になった一方で、昭和的な笑いの取り方には常に批判もつきまとってきました。発言力を持ち続けている松本さんをもてはやす芸人とテレビマンがいることで、令和の時代と噛み合わない番組が生まれているという背景はあるかもしれませんね」(お笑い事務所関係者)

 NHKが今回決めた小沢の番組放送見合わせの判断は正しかったのだろうか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が