小池知事「テレビ私物化」画策のア然…都知事選討論会からは逃げるくせに、自分都合で電波利用

公開日: 更新日:

事前通告なしの質問にブチ切れ

 テレビ討論会が無理ならばと、ある番組が知恵を絞った結果は、VTR収録で主要候補へ同じ質問をブツけ、さらに事前アンケートで他の候補に聞きたいことを答えてもらい、その相手に番組キャスターが代わって尋ねるという、いわば“疑似討論会”だ。

「そのような形式で、すでに収録を終えている番組もあるようですが、その際も小池陣営は事前に『質問事項』の提示を求めてくるそうです。それ以外の質問をすると小池陣営は露骨に嫌がり、抗議までしてくると聞きます」(別の民放関係者)

 学歴詐称疑惑や神宮外苑再開発、都庁幹部の三井不動産グループへの大量天下り、プロジェクションマッピングのムダ遣い、関東大震災で虐殺された朝鮮人への追悼文停止──聞かれたくないことは山ほどあるのだろうが、いずれも小池氏の自業自得。言うまでもなく「公共の電波」は小池氏のモノではないのだ。

 蓮舫氏の猛追に焦る小池氏は、自分に都合のいい形でのテレビ出演に向け、条件をさらにつり上げることも予想される。

 そんなテレビ私物化に手を貸すメディアが現れれば、「情けない」のひと言だが、せめて女帝に聞くべきことはキチンと聞いてほしい。それこそキャスターの腕前が問われる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」