裁判長期化の松本人志は復帰してもお笑いの道は難しい さんまタイプで、タモリとは違うスタイル

公開日: 更新日:

 栄華を極めていたたけしは94年8月、バイク事故で重傷を負い、レギュラー番組を休養せざるを得なくなる。翌年3月に『平成教育委員会』で復帰。奇跡的な回復に視聴者は沸き立ったが、数カ月経つと別の評価が生まれていた。

「『事故前と比べて面白くなくなった』などと週刊誌によく書かれていました。実際、96年には『たけしの元気が出るテレビ!!』も終了しています。しかし、元から映画監督でもあったたけしさんは97年に『HANA-BI』で、ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を取って見返した。新たなポジションを確立しました」(前出の民放テレビ関係者)

■松本の休養中に台頭してきた霜降り明星チョコレートプラネットハナコ

 芸人として時代を築いても、歳を取れば方向転換せざるを得なくなる。萩本は茨城ゴールデンゴールズという社会人野球のクラブチームの監督を務め、たけしは映画監督としての面を強めていった。一方で、松本は60歳になってもお笑い界の頂点にいたと言っていい。

「今のバラエティ番組は瞬発力勝負です。VTRや他のタレントの言動に対して、どう返すか。松本さんは還暦になっても、絶妙な切り返しをしていた。ずっとテレビに出続けていたから、感覚が衰えなかったのでしょう。だからこそ、今回の休養は痛かった。本人の瞬発力の問題もそうですし、不在の間に若手が力をつけていますからね」(制作スタッフ)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末