切り取られた言葉は純粋で、それ自体が光を放つ 胸に突き刺さる珠玉の言葉
昨年亡くなった谷川俊太郎氏の言葉をSNSで見つけた。「成人の日に」という詩だ。
「成人とは人に成ること もしそうなら 私たちはみな日々成人の日を生きている」
「子どもは生まれ出たそのときから小さなおとな おとなは一生大きな子ども」
「どんな美しい記念の晴着も どんな華やかなお祝いの花束も それだけではきみをおとなにはしてくれない 他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ 自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ でき上がったどんな権威にもしばられず 流れ動く多数の意見にまどわされず とらわれぬ子どもの魂で いまあるものを組み直しつくりかえる それこそがおとなの始まり」
切り取られた言葉は純粋である。それ自体が光を放ち発した意味以上に胸に刺さる。
私もそんな言葉を紡いでいきたい。