大本営は大勝利という「虚報」で50万人の戦死者を出した
![フィリピン・レイテ島上陸作戦に先立つ爆撃の最中、沖合の米艦艇から、副官のサザーランド将軍とともに作戦を見つめるマッカーサー米極東軍司令官(左)/(1944年10月=米陸軍通信隊公式写真)/(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/275/071/0a032cd7480b2f5783e9793e60d4495620200624132149564_262_262.jpg)
台湾沖航空戦の勝利は全くの虚報であった。大本営発表は10月12日から15日までの間に6回にわたって行われた。発表では空母11隻、戦艦2隻、巡洋艦3隻、その他艦種不詳13隻など、日本軍は徹底的にアメリカの機動部隊を叩いたことになった。日本中が沸き立つのも当然といえば当然であった。…
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