国民の約4割がスペイン風邪にかかり、38万人超が死亡した
![1920(大正9)年1月18日付の土陽新聞は「命の擁護 高知局のマスク使用」という見出しで、マスク姿で郵便物を仕分ける郵便局員の写真を掲載。100年を経て、今の社会と光景が重なる(C)高知新聞社/共同イメージズ](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/277/793/60e122229af3421ce8ef6bbf5c5c92f320200825124912177_262_262.jpg)
日本社会にスペイン風邪が流行し始めたのは、大正7(1918)年8月の下旬から9月上旬であった。この時から10年7月に至る3年の間に3回のピークがあった。こうした数字や流行の傾向については、内務省の衛生局が調査、分析、情報公開などを行ったわけだが、実際にそうした資料に触れてみると…
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