指相撲、腕相撲を経て日中戦争はまさに「大相撲」の様相に
![南京還都に際しトーキー吹き込みの汪兆銘=1939(昭和14)年10月(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/286/339/e3a0e65261224ab0467744b2b8ed71a220210311124814205_262_262.jpg)
この頃、近衛首相が陸軍の中堅将校に執拗に脅かされていたとの証言もあった。近衛が和平の動きを進めるとの情報が入ると、「(陸軍内部の結社である)皇戦会を握る青年将校は、サーベルをもって近衛首相を恫喝した」(「敗因を衝く 軍閥専横の実相」田中隆吉)というのである。近衛が嫌気がさすのが…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り930文字/全文1,070文字)
初回登録は初月110円でお試し頂けます。