ダサすぎ立憲民主党…都知事選ショックで大揺れ「共産党との距離感」めぐり分裂騒ぎ
どの世界にも「虫のいいヤツ」がいるもんだ。東京都知事選で蓮舫前参院議員が3位に沈み、立憲民主党内は大揺れ。一部の議員から「共産党との連携によって無党派層が取り込めなかった」との声が上がっているという。ダサいにも程がある。
都知事選で共産は、蓮舫支持の政策ビラを作成するなど全面支援を展開。街頭演説には共産の田村智子委員長や志位和夫議長が駆けつけた。
そんな共闘相手に対し、立憲内では「共産色が出過ぎたことが敗因のひとつ」「共産と一体に見られたのではないか」などの批判が噴出。岡田幹事長は「(共産との連携が)足を引っ張ったとは思わない」「共産に(支援を)しっかりとやっていただいたことは、全然関係のない話」と説明したが、「党内は共産党との共闘をめぐって分裂含みの様相を呈している」(立憲関係者)という。
蓮舫氏が無党派層を取り込めず、石丸伸二前安芸高田市長の後塵を拝したのは事実だ。一方、共産との共闘のおかげで裏金自民に一矢報いることができたのも揺るがぬ事実である。
「都知事選と同日に投開票が行われた都議補選で、立憲は自民との一騎打ちとなった足立区で勝利した。足立区はもともと自民の牙城で、762票差の僅差でした。もし共産が候補を立てていたら、負けていました。一方、裏金事件の渦中にいる自民党の下村博文元文科相の地元である板橋区では自民逆風のはずが、野党候補が乱立したことで自民候補を利する結果になってしまった。裏を返せば、やはり野党候補の一本化は与党への最大の対抗手段なのです」(都政関係者)