尼僧に性加害14年の天台宗僧侶に大甘処分…代理人弁護士はフジテレビ例え批判、不服申し立て求め署名活動も
処分の報告を受けた叡敦氏は4月4日、代理人の佐藤倫子弁護士とともに都内で会見した。
「私の声を一度も聞いてくれることもなく、非公開の審判会でのこの結果に、絶望しています。(天台宗の規定で)私は不服申し立てをできない。それができる宗務総長に、不服申し立てをお願いします」(叡敦氏)
天台宗は、叡敦氏側が求めてきた第三者委員会も設置していない。
「“内輪の常識は世間の非常識”だったりする。フジテレビでも、当初の港浩一元社長の記者会見は、びっくりするほど危機意識がなかった。だからこそ、第三者委員会が設置されるのではないか」(佐藤弁護士)
ネット上では、浄土真宗本願寺派の僧侶を代表として昨年設立された「宗教者からの性暴力被害者を支援する会」が2日から、宗務総長に不服申し立てを求める署名活動を展開。早くも、6日時点で2万4000筆が集まっている。
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フジの一連の問題に関する第三者委の調査報告書が提出され、佐々木恭子アナの現状に注目が集まっている。果たして今後の処遇は――。●関連記事『【もっと読む】“3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは』で詳報している。