先行き見通せず…松山英樹の不安を増幅させる“左手”の具合
松山は今後、23日開幕のファーマーズインシュランスに向け、調整を続けるが、現時点では本来の調子からは程遠い状態だという。
ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏がこう言う。
「左手はスイング軌道をコントロールする上で最も重要な役割を果たします。それがこれから先も1カ月使えないとなれば、かなりの不安材料です。球も打てず、実戦感覚からも遠ざかり、復帰してもまた故障するのではと不安がよぎり、思い切ったスイングができないかもしれません。何よりこれまでと同じスイングができる保証はなく、スイングそのものを壊す可能性もあります。松山の場合、ケガによる長期休養の経験も初めて。そういったケースに対処できる指導者もいない。かなり回り道する恐れがあります」
米ツアー本格参戦1年目の松山にとって、先行きは不安だらけだ。