マンチーニの“秘蔵っ子”電撃加入 長友を脅かすテレスの実力
夏の移籍市場でイングランドやスペインへの移籍が取り沙汰された長友佑都(28)。結局インテル残留が決まったものの、今シーズンはこれまで以上に激しいポジション争いを強いられそうだ。
セリエAの移籍市場が閉まるギリギリの8月31日、所属するインテルがトルコのガラタサライからMFのフェリペ・メロ(32)とDFのアレックス・テレス(22)、ASローマからFWのアデム・リャイッチ(23)の3選手を駆け込みで獲得したからだ。
3人のうち、長友の脅威となりそうなのがブラジル人DFのテレスだ。主に左サイドバックや左サイドハーフを得意とするため、長友とポジションがモロに重なる。身長181センチと上背があり、持ち味は正確なクロスと積極的な攻撃参加。ブラジル期待のホープで、現インテル監督のロベルト・マンチーニ氏(50)がガラタサライを指揮した13-14年シーズンには、メロとともに指導を受けた、いわば“秘蔵っ子”なのだ。
イタリアメディアも、テレスのインテル加入を大きく取り上げた。スポーツ紙「La Gazzetta dello Sport」はウェブサイトにプレイ動画を掲載。テレスを元ブラジル代表の名サイドバックであるロベルト・カルロス(42)の「後継者」と紹介した。