斉藤拳汰は氷山の一角 スコア改ざん問題の根底にあるもの

公開日: 更新日:

 ゴルフ場はたくさんのビジター客を詰め込んで、進行を早めるためにOBや池ポチャでも前進4打など勝手なローカルルールを作って、ルール啓蒙を怠ってきた。

「ツアーでは尾崎将司のライの改善が常習化していたが、日本ゴルフ協会も日本プロゴルフ協会も見て見ぬふりで厳しく取り締まらなかった。いいスコアを出せば何でも許されるとばかりに、ルール無視で試合が行われていた。ゴルフは一人一人が審判であり、正直にプレーすべきなのに、ルールを知らないゴルファーが多すぎる。ゴルフとは似て非なるものが日本では行われているわけです。そういった意味では日本人にゴルフは向いていない」(前出の宮崎氏)

 斉藤プロのスコア改ざんは氷山の一角であり、まだまだ膿が出てきそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド