4月興行は満員札止め 新日本プロレス劇的復活成功の戦略は

公開日: 更新日:

 力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木。テレビの前で人々を興奮させた昭和プロレス。平成の30年間を経て、令和を迎えたいま、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。昨年5月に社長兼CEOに就任した、ハロルド・ジョージ・メイ氏を直撃した。

  ◇  ◇  ◇

 今年4月、新日本プロレスは米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで興行を行った。会場には1万6534人のファンが詰めかけ、満員札止めに。これは令和に狙う海外進出の布石なのだろうか?

 メイ社長が流暢な日本語で答える。

「皆さんそう思われるかもしれませんが、海外はやるべきことのひとつにすぎません。たとえば、会場にいなくても全世界でプロレスを楽しめる配信事業や、映像や音楽などさまざまな最新技術を駆使した演出など、やるべきことはたくさんあります」

 メディア戦略も平成に入り大きく変わってきた。

「人々の娯楽は“マス”から“個”の時代になってきています。情報収集もテレビからネットに変わり、SNSが影響力を持つ時代。プロレスも、団体や選手個人がSNSで情報発信やファンとの交流をしながら、新たなファンを獲得していくことが大切です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる