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宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

元日本ゴルフツアー機構副会長にJGTOの問題点を直撃

公開日: 更新日:

■ファンやスポンサーのことを何も考えていない

 ――どのような提案が必要ですか?

 JGTOが黙っていてもスポンサーが協力して資金を提供してくれるというのは昔の話。コロナで苦しんでいるスポンサーの懐事情を考えて、来年の賞金総額を半額にする提案とか、ファンの関心を呼び込むアイデアを考えるとか、必死になればいろんな策が浮かんでくるはずです。何もしないということは、JGTOはやる気がないとみられても仕方がありません。要はファンやスポンサー目線がないということ。コロナは図らずもそんなJGTOの体質を暴露しましたね。

 ――試合がなくJGTOの収益も厳しいでしょう。

 試合がなければ大会主管料(1試合1000万円)も選手からのトップオフ(賞金の3%)も1億円程度のアベマTVツアー命名権料(下部ツアー名称登録料)、QT参加料収入も全て途絶えます。今のところ留保金でしのいでいるようですが、いずれ枯渇します。手をこまねいている場合じゃないはずですが、それでも活路を見いだす必死さが見えてこないのは、選手にも組織にも大会開催に向けた執念が足りないからです。

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