日本代表最多出場の遠藤が「記録を抜くとしたら冨安君」と
「ミハイロビッチ監督からはCBとしてボールを持っている時、持っていない時で細かく指示を受けていますし、マークのつき方、腕の使い方など具体的なアドバイスをもらっています」とかつてユーゴスラビア代表の名手として活躍した指揮官から、個人指導を受けていることも明かした。
日常の積み重ねがカメルーン戦での研ぎ澄まされた守備につながったのだろう。本人は「この2年間で日本代表への思いは変わった。より責任感が増したし、日本のために全力でプレーしたいという気持ちが強くなった」と強調。大黒柱としての自覚も強めている。
周囲の信頼の証しと言えるのが、今オランダ遠征で37歳の最年長・川島永嗣(ストラスブール)から<散歩隊の隊長>に任命されたこと。冨安本人は「僕ですか?」と戸惑いながらも引き受けた。 散歩しながら吉田とイタリア語で会話を交わすなど、年長者からの信頼は確実に高まっている。
そういえば、日本代表最多の152試合出場を誇る遠藤保仁(磐田)も「自分の記録を抜くとしたら冨安君」と語っているという。確かに、とてつもない領域までたどり着く可能性も少なくない。