遠藤航が決意「いつかは遠藤=ヤットさんから航になる」
遠藤航(シュツットガルト MF・27歳)
「僕は守備的な選手というイメージがあるかもしれないけど、攻撃の部分も積極的に関わっていけるようにしたい」
森保日本の約1年ぶりの代表2連戦に向け、遠藤航は新たな意欲を示した。今季初挑戦のドイツ1部でも持ち前の守備力はもちろん、攻めの起点として活躍中だ。9日のカメルーン戦は温存され、13日のコートジボワール戦はレガネスMF柴崎岳とのコンビ結成に期待が集まる。
「ブンデス1部でボランチとして余裕が出てきた。落ち着いて周りを見て状況判断できるようになったのが大きい」
そう自信を見せる遠藤が、ピッチ上で目覚ましい進化を示した。9月26日のマインツ戦だ。
クラブの今季初勝利となった一戦で彼は2得点をお膳立て。パスセンスに磨きがかかったのは間違いない。今後の代表では、柴崎が守備のサポートに回り、遠藤がメインの司令塔役を担うことも十分に考えられる。
欧州5大リーグで存在感を増す遠藤だが、一足飛びにここまで来たわけではない。17歳で反町康治監督(現JFA技術委員長)率いる湘南でJデビューし、年代別代表でも飛び級招集される存在だったが、U―19代表では2度続けてアジアで敗退。2015年夏にA代表に初招集されたが、なかなか定着はかなわなかった。