羽生結弦“危険な賭け”4回転半の勝算は…全日本フィギュアで悲願の大技挑戦を明言

公開日: 更新日:

 成功すればもちろん世界初となるが、4回転半は足首や膝などへの負担がかかる大技だ。今季、GPシリーズ2大会欠場を余儀なくされたのも、4回転半の練習で着地に失敗し、スケート靴のエッジが氷に取られてバランスを崩したからだ。

 羽生は2018年の平昌大会後に4回転半の実施を公言し、大技の練習に時間を費やしてきた。これまでも大会前に実施をほのめかしながらも「4回転半の練習では体を酷使しているし、いろんなところに負担がかかる」と話し、直前で回避してきた。大技に成功しても身体へのダメージが計り知れないため、故障防止を優先したのだ。仮に今大会のフリーで、これまでの努力が実っても、古傷でもある右足は故障が再発する恐れもある。

 悲願の4回転半はもろ刃の剣。仮に北京五輪出場を決めても大技が実施できなければ、ネーサン・チェン(22=米国)らのライバルに金メダルを譲ることにもなりかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が