全英OPで「LIVゴルフ」参加選手“上位独占”なら影響必至 世界のゴルフ界が固唾を呑む戦い
実は5月に全英2勝のグレッグ・ノーマンが特別枠での全英オープン出場を申し出たが、R&Aから拒絶された。この時、各国ツアーと歩調を合わせて「LIVゴルフ招待」への対決姿勢を鮮明にしたのか、と思われた。
しかし、R&Aがノーマンを拒否したのは67歳という年齢が理由であり、「60歳以下の過去の優勝者」規定に沿ったのだ。
その解釈でいけば、「LIVゴルフ招待」に参戦したフィル・ミケルソン(52)やルイ・ウェストヘーゼン(39)ら60歳以下なら過去優勝者の出場を拒否しないわけだ。
メジャーである以上、世界のトッププレーヤーが参加しないことには盛り上がらない。「LIVゴルフ招待」に出場したとはいえ、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、ブライソン・デシャンボー、パトリック・リードといったトップ選手が欠けたのでは、メジャーの格までも問われてしまう。
■メジャーは拒否できない
全米オープン主催のUSGA(全米ゴルフ協会)が来年から本戦への予選免除規定の変更を示唆しているとはいえ、PGAツアーやDPワールドツアーが出場停止処分を下したのとは違い、他のメジャーも、来年以降、LIV参加選手を締め出すのは難しいと思われる。