イ・ボミの日本ツアー引退試合で改めて分かった 圧倒的強さだけじゃない、成功の裏の努力
15年に7勝で国内男女両ツアー史上最高額の賞金(2億3049万7057円)を稼ぎ、翌16年まで2年連続賞金女王。そんなボミが日本の選手やファンの支持を得たのは、圧倒的な強さだけが理由ではない。
インタビューでは可能な限り、日本語で答えている。郷に入ったら郷に従え。日本を主戦場にしている以上、日本の文化であり、食生活を知ることも重要。そのためのツールである日本語を理解しなければならないとの思いは強く、来日前から勉強。来日して以降はキャディーとの会話をメモするなど、日本語習得に努めたとか。普段から日本語を聞いて理解し、話すように心掛けていたことが、韓国女子プロの中でも群を抜く日本語レベルにつながった。
この日は2バーディー、2ボギーの72で回り、通算11オーバーの99位で予選落ち。それでも大ギャラリーを引き連れてのラウンドだったように、ボミの人気を支えているのは単に笑顔だけではないのだ。