代表監督に外国人を招くなら…欧州の一流クラブを率いた現役監督を招聘すべき
カタールW杯はベスト16止まり。アジアカップは2大会連続してタイトルに手が届かず、2021年の東京五輪ではノルマだったメダルを逃してしまった。それでも森保監督が一定の評価を受けているのは、選手を枠に当てはめるのではなく、自主性を重んじた指導方針にあるのだろう。
日本代表の主力は5大リーグの名門クラブで主力となり、名監督からの薫陶を受けている。だから「日本代表の監督も外国人を招聘すべき」といった意見も一部にはある。
もし外国人監督を呼ぶとしたら、それこそリバプールのクロップ監督やマンチェスター・シティのグァルディオラ監督は無理にしても、欧州で一流クラブを率いた「現役」の監督を招いて欲しい。
シリアの試合を現地で取材していて、スペインやイタリアで実績がありながら、クーペル監督は代表チームに対して「何も指導していないのではないか」と思えるほど酷い内容だった。過去の名声を頼りに招聘して失敗した好例と言えるだろう。
やはり監督にも「旬」がある。
欧州5大リーグのトップクラスの監督を日本代表に引き入れることができるのか? JFA技術委員会のネットワークにも注目したい。