人気随一岩井ツインズの国内ツアーは今季で見納めか…年末の米女子ツアー最終予選を受験予定
その姿を来年はここで見られない。
10日開幕のRKB×三井松島レディス(福岡CC和白C=6305ヤード・パー72)の初日は、前年大会でプレーオフを戦った岩井明愛(21)、千怜(21)の双子姉妹と昨年の年間女王・山下美夢有(22)が同組になった。ツアー史上初となる姉妹によるプレーオフは、2ホール目(18番・パー5)の2打目に2人とも「直ドラ」でグリーン手前のラフまで運び、妹の千怜がバーディー。ツアー通算3勝目を手にして大いに盛り上がった。
昨今の女子プロ界で岩井姉妹の人気は別格だ。決勝ラウンドともなれば、優勝を争っていなくても2人の組には大勢のギャラリーが集まる。今や女子ツアーの看板選手だが、この2人を国内ツアーで見られるのも今季が最後になりそうだ。
「来季は米女子ツアーを主戦場にするそうです」と、あるツアー関係者がこう続ける。
「昨年は年末の米女子ツアー最終予選会を受けるか迷ったそうですが、今年は受験を決めた。来季以降は最終予選会からツアーメンバーになれる人数は減りますが、2人の実力なら参戦資格取得の25位以内は問題ないでしょう。来季から米国で戦うことになれば、古江(彩佳)や勝(みなみ)のように、たまに帰国したときにしか国内ツアーでは生観戦できません」