吉田優利は米ツアーで大苦戦…30日開幕全米女子OPで「米ツアー撤退の声」吹き飛ばせるか
米女子ツアーは同日開幕したみずほアメリカンズ・オープン終了後に今季1回目のリシャッフル(出場優先順位の見直し)が行われる。優先順位がシード選手と同等になるポイントランク80位以内を目指したが、現在は139位。2回目のリシャッフルが行われる8月まで、出場機会が限られるカテゴリー13のままだ。
「吉田は賢い選手だし、何より負けず嫌い。そんなことはないと思いますが…」と、ツアー関係者がこう語る。
「米女子ツアーでシード権が取れなければ、来季は国内ツアーに戻ってくるんじゃないかという声がある。今後も出場機会は限定されるし、米女子ツアーは大勢のギャラリー応援もない。世界ランキング96位では五輪代表へのモチベーションもないし、『今のままでは気が滅入ってしまう』という心配もわからないではない。ですが、吉田は30日に開幕する全米女子オープンの切符を予選会トップで取った。本人はこの大会を転機にしたいと考えているはずです」
米女子ツアーからの撤退といえば、この日国内ツアーで7アンダーのトップタイに並んだ河本結(25)がそう。19年の米ツアー最終予選会を通り、20年は13試合でトップ10入り2回。6度の予選落ちで賞金ランキング73位に終わると、参戦2年目の21年5月に海外の生活環境に馴染めずツアー撤退を発表し、国内ツアーに復帰した。
吉田はこの試合の結果がどうあれ、全米女子オープンで見せ場をつくりたい。