竹田麗央が首位キープも…3日目以降「伸ばし合いの接戦」なら勝負を分けるのは《17番パー3》

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【ソニー日本女子プロゴルフ選手権】第2日


 30度を超える気温で蒸し暑いものの、強い海風は吹かず予選2日間は予想以上にスコアが伸びた。

 初日8アンダーで飛び出した竹田麗央(21)は、この日もスコアを5つ伸ばし、通算13アンダーで首位をキープ。岩井明愛(22)が通算10アンダー2位につけ、23位発進の山下美夢有(23)は65と爆発し、通算9アンダー3位に浮上した。2日目が終わって通算5アンダー以上が16人。伸ばし合いの展開なら、さらに下位の選手まで優勝のチャンスは広がるかもしれない。

 3日目以降も天候に恵まれ、好スコアが続出すれば、最終日のバック9は1打を争う接戦になる可能性がある。会場でよくプレーする現地のアマチュアゴルファーにキーホールを聞くと、バーディーが取りやすいパー5の18番(485ヤード)ではなく、パー3の17番(180ヤード)だという。

「17番のティーイングエリアは左右と後方が緑の木々に囲まれていて風の読みが難しい。例えば、左から強い横風が吹いていても、その場では全く感じないこともある。グリーンに向かっては17ヤードの打ち下ろしでバンカーは6つあるが、右手前の深いバンカーには絶対に入れたくない。奥行34ヤードのグリーンは大きく分けると4面に分かれていて、左から右への傾斜がきつく、ピンの立っている面に乗せないとバーディーが取れないどころか、3パットボギーもある。試合をおもしろくするため、最終日のピン位置は右手前のバンカーを超えたすぐのところか、右奥ではないか。180ヤード以上あっても、今の女子プロはユーティリティを上手く使うので、難しいピン位置でも高い弾道で攻められますが、プレッシャーのかかる場面でしっかり風を読み、ピンのある面に乗せられるか。そこは見物ですね」

 ちなみにこの17番の2日間の平均スコアは3.0462打だった。

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