ドジャース大谷が9日連続でブルペン投球回避の「謎解き」…絶好調の打撃と正反対、実戦練習の開始時期すら不透明
「プレーオフまでもたない」
「6日は強めのキャッチボールをしているし、それはないでしょう」と現地特派員がこう続ける。
「肘にトラブルどころか、その逆。いまの時期から150キロ超の速球をガンガン投げるなど、リハビリは順調過ぎるほど。5月どころか、4月中にも公式戦で投げられるくらいのペースなので、首脳陣がブレーキを踏んだのですよ」
2度目の右肘手術明けの大谷は今季、投球イニング数が制限される。過去のメジャーリーガーの例からみて、投げるのはおそらく120~130イニングだろう。
ロバーツ監督が「開幕から投げたのではプレーオフまでもたない」と言ったように、フロントや首脳陣は投手実績のある大谷を10月のプレーオフでも起用したい。
仮に5月から復帰すると、ポストシーズンの10月まで6カ月ある。その間、週に1回、中6日で1試合につき5イニングずつ投げるとすると、10月で計120イニングに達する計算だ。
「今季からルールが変わり、大谷は開幕から二刀流枠で登録できるようになった。つまり大谷が投げなくても、投手は最大13人、ベンチ入りさせることができる。二刀流枠を有効活用するには、大谷を一日も早く投手として復帰させて、投手を他球団より1人多い14人にすることですが、あえて無理をさせる必要はないという判断でしょう」(前出の特派員)
大谷は今季、休養を受け入れると公言しているものの、そもそも放っておいたら無理をしてでも試合に出るタイプだ。2月から150キロ超の速球を投げ込んでいれば、リハビリ中の右肘に与える影響も少なくない。当初はキャンプ中に行う見込みだった実戦形式の投球練習についても、ロバーツ監督は「いつやるかは分からない」と言葉を濁した。
要するにリハビリが順調過ぎるゆえに、首脳陣は投げたがる大谷を制御しているに違いない。
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日刊ゲンダイは以前、大谷の両親や恩師に徹底取材を実施。それらを「秘話 二刀流の血脈」として連載コラムにしている。いまではメディア露出を控えるようになった両親が日刊ゲンダイに語った大谷の知られざる素顔とルーツとは。
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