テレビ 見るべきものは!!
-
上白石萌音「ボス恋」で“菜々緒ストリープ”が怒涛の快演!
地方出身の女子学生、鈴木奈未(上白石萌音)が東京の出版社に就職する。配属先は志望していた「備品管理部」ではなく、新創刊のファッション誌「MIYAVI(ミヤビ)」。そこで待っていたのは鬼編集長の宝来麗…
-
大倉忠義「知ってるワイフ」時空超えた三角関係の行方は?
もしも過去に戻って人生のやり直しが出来たら。そんな妄想をドラマ化したのが「知ってるワイフ」(フジテレビ系)だ。 剣崎元春(大倉忠義)は銀行員。結婚5年目の妻、澪(広瀬アリス)は2児の母だ。出…
-
「ライジング若冲~天才 かく覚醒せり~」は大人のお年玉
正月2日、NHKで「ライジング若冲~天才 かく覚醒せり~」が放送された。 若冲とは江戸時代の天才絵師、伊藤若冲のこと。平成時代に入って注目を集めたので、極彩色で描かれた鶏や水墨画「象と鯨図」…
-
コロナ禍に揺れた2020年のテレビドラマ界を振り返る
社会全体がそうであるように、今年のドラマ界もまた新型コロナウイルスの感染拡大を抜きに語ることはできない。厳しい状況の中でドラマ制作を続けた皆さんに敬意を表しながら、この一年を振り返ってみたい。 …
-
「恋する母たち」恋の痛みや苦味を味わった優子が気になる
今週末に最終回を迎える「恋する母たち」(TBS系)。同じ名門私立高校に息子を通わせていた、3人の「母たち」の恋愛ドラマだ。 杏(木村佳乃)の相手は、自分の夫と駆け落ちした人妻の元夫、斉木(小…
-
NHK「少年寅次郎スペシャル」井上真央の存在感が圧倒的だ
4日夜、「少年寅次郎スペシャル」前編が放送された。昨年秋の土曜ドラマ「少年寅次郎」の続きにあたる。主な舞台は昭和25年。駆け出しのテキヤである寅次郎(井上優吏)は旅先にいる。 山形の旅館で遭…
-
テレ朝「七人の秘書」“闇の仕置き人”の最終決戦が見ものだ
7人の登場人物が一つのチームとなり、何かを成し遂げる。黒沢明の「七人の侍」(1954年)以来、繰り返し使われてきた黄金パターンだ。 60年代のドラマ「七人の刑事」やイタリア映画「黄金の七人」…
-
柴咲コウに拍手 主演「35歳の少女」で“素の10歳”も見せる
柴咲コウ主演「35歳の少女」は奇抜な設定のドラマだ。25年前、事故で昏睡状態に陥った10歳の少女が目を覚ました。外見は35歳で中身は10歳。この“異形の少女”望美(柴咲)が主人公だ。 眠って…
-
「危険なビーナス」の吉高由里子は何者? 誰もが怪しい
日曜劇場「危険なビーナス」が早くも中盤に差し掛かった。獣医の手島伯朗(妻夫木聡)の前に楓(吉高由里子)と名乗る女性が現れる。音信不通だった異父弟、矢神明人(染谷将太)の妻だ。しかも明人は行方不明。矢…
-
テレ東ドラマ「共演NG」“業界あるある”的なおかしさが満載
大物俳優の遠山英二(中井貴一)と売れっ子女優の大園瞳(鈴木京香)。かつては恋人同士だったが別れてしまい、以来25年間も没交渉のままだ。そんな2人がドラマで共演することになった。さあ、どうなる? とい…
-
日テレ「極主夫道」主婦への敬意を促す玉木宏の“キメ台詞”
玉木宏、絶好調である。先月まで「竜の道」で復讐のために裏社会とつながる男、竜一を好演していたと思ったら、今度は「極主夫道」で元極道の専業主夫、龍になり切っている。竜の次は龍だ。 大きな傷のあ…
-
「ルパンの娘」の?な設定も深田恭子ならアリの不思議さ
それにしても不思議な女優さんだ。「ルパンの娘」の深田恭子である。 普通のOL役や、人気俳優用の恋愛ドラマの相手役だと、どこか浮いてしまう。逆に普通の女優が演じたら浮いてしまいそうな役柄ほどド…
-
テレ朝「24 JAPAN」57歳の唐沢寿明の熱演には拍手だが…
なんとびっくりの「24 -TWENTY FOUR-」リメークだ。その名も「24 JAPAN」ときた。 アメリカでシーズン1が放送されたのは19年前。日本でも16年前のことだ。テレ朝のプロデュ…
-
「カネ恋」亡き三浦春馬さんの笑顔と好演も記憶の中に
松岡茉優主演「おカネの切れ目が恋のはじまり」の舞台は、おもちゃ会社だ。お荷物社員の猿渡慶太(三浦春馬)は社長の息子。高級マンションに住み、買い物し放題の「浪費男子」だった。 そんな慶太が経理…
-
江口洋介が探偵役 脚本が冴える「天使にリクエストを」
自分の死期が迫った時、人は何を望むのか。切実な人生最後の願い。それをかなえるために奔走するのが元刑事の私立探偵という設定が面白い。NHK土曜ドラマ「天使にリクエストを」である。 小さな探偵事…
-
眞島秀和「おじカワ」で発見 何歳になっても世界は広がる
誰にだって「好きなもの」はある。「おじさんはカワイイものがお好き。」の主人公、小路三貴(眞島秀和)はカワイイものに目がない。 特に好きなのは犬のキャラクター「パグ太郎」だ。しかしバツイチで独…
-
「竜の道」穴場的クライムドラマに玉木宏と高橋一生が挑む
親に捨てられた双子の兄弟が小さな運送会社を営む夫婦に育てられる。その養父母は大手のキリシマ急便に会社を乗っ取られて自殺。兄弟は社長の霧島源平(遠藤憲一)への復讐を誓う。これが「竜の道~二つの顔の復讐…
-
山田孝之が解説「植物に学ぶ生存戦略」は痛快な社会批評
植物の生態には人間が生き延びるためのヒントがある。俳優の山田孝之が解説する「植物に学ぶ生存戦略」。その第4弾が先月26日に放送された。 今回はシロツメクサの話が秀逸だ。山田は「ジャンベさん」…
-
日テレ「親バカ青春白書」トンデモおやじから元気をもらう
新型コロナウイルスに加えて猛暑続きの熱中症。そんな未曽有の夏に熱波を笑いで吹き飛ばすドラマがあってもいい。「親バカ青春白書」はそんな一本だ。 主人公は、妻(新垣結衣)を早く亡くした小説家・小…
-
テレ朝「未解決の女」バランスの妙はまるで女性版「相棒」
今期ドラマでは、「半沢直樹」をはじめとする続編が目立つ。「未解決の女 警視庁文書捜査官」もそのひとつだ。 ヒロインの矢代朋(波瑠)が所属するのは、文書捜査が任務の「特命捜査対策室」第6係。2…