ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」
城島健司(ソフトバンク/チーフベースボールオフィサーオフィサー/48歳)
2019年オフに古巣のソフトバンクでフロント入り。恩師である王貞治球団会長付の「特別アドバイザー」に就任した。24年からは「シニアコーディネーター」を兼務、昨年11月にはCBO(チーフベースボールオフィサー)という新職に。古巣に復帰してから、どんな仕事をしているのか。
──昨年まではどんな仕事をしていたのですか?
「最初に球団に戻ってきた時は会長付特別アドバイザー。僕としては、この『会長付』というのが一番大事だったんです。僕は王会長から野球を教わった。その教えや、会長が球団に残した功績などを大事にしています。『王イズム』を、この先も球団に残していくことが僕にとっての重要な役割だと思ってます」
──シニアコーディネーターという役職とは?
「球団が導入に力を入れようとしていたコーディネーター制(複数のコーチの意見を集約、調整して方針を決める役職)を広めていく上で、彼らを統括する役職です。コーディネーターはこれまで球団になかったので、選手も迷うし、任命された者も『これでいいんだろうか?』となりかねない。コーディネーターの動きを把握し、現場に新制度を理解してもらうこと。それが去年までの僕の仕事でした」