べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

公開日: 更新日:

 2023年10月16日のCSファーストステージ第3戦、ロッテソフトバンク戦でのことだ。

 ここまで1勝1敗。勝った方がオリックスとのファイナルステージに駒を進める一戦は緊迫した展開が続いた。九回終了時点で両チーム無得点のまま延長戦へ。試合が動いたのは延長十回表、ソフトバンクが3点を先制したのだ。

 十回裏の攻撃しか残されていないロッテにとって3点は非常に重い失点だったが、それでもナインは諦めなかった。その裏、無死一、二塁とチャンスを広げると、続く藤岡に起死回生の同点3ランが飛び出したのだ。

 追い込まれた状況での一発に、ロッテナインは欣喜雀躍。おのおのがこぶしを天に突き上げるなど、グラウンドに飛び出して大喜び。歓喜に沸く一塁側ベンチで、しかし、ひとりだけ浮かない表情の選手がいた。

 このオフ、ポスティングシステムでドジャースに移籍する佐々木朗希だ。

「まさかの一発に全員が喜んでいる瞬間、佐々木が浮かべた表情はテレビにもハッキリと映し出されただけに波紋を呼んだのです」と、ロッテOBがこう続ける。

「佐々木はこの年の7月下旬に左脇腹を痛めて登録抹消。9月に復帰すると調整登板なしのぶっつけ本番で2試合、10日と17日に3イニングずつ投げた。ところが3試合目を発熱で回避して登録を抹消されると、熱が下がっても投げようとしなかった。ソフトバンクとのCSファーストステージ第1戦に先発、3イニングだけ登板したのも、首脳陣に背中を押されて渋々でした。そういう背景があったから、あの藤岡の起死回生の一発の時の表情も、オリックスとのファイナルステージに駒を進めると、また自分が投げなければならないと思ったからではないか。

少なくともチーム内では、そう受け止めた人間がかなりいたのは事実です。本人の中に投げることへの何らかの違和感があったにせよ、少なくとも熱が下がって状態も回復しているのにチームのために投げようとしない。歓喜の輪の中でひとりだけ浮かない表情だったことも含めた自己中心のスタンスに、さすがにたまりかねたのでしょう。あるベテラン右腕が佐々木に、少しはチームのことも考えろと説教したと聞きました」

 藤岡の一発で勢いづいたロッテは、なおも2死から岡と安田の連打で1点をもぎ取って逆転サヨナラ勝ち。オリックスとのファイナルステージに進出、2010年以来となる日本一になるチャンスだったものの、そこでも佐々木の登板機会はなく1勝4敗で敗れた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  4. 4

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 5

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  1. 6

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  2. 7

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の立場を左右する? サイ・ヤング賞左腕が復帰へいよいよ秒読み

  4. 9

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  5. 10

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  1. 6

    田中圭が永野芽郁と密会していた“妻公認”の仕事部屋…警戒感緩むもバレやすい不倫の痕跡

  2. 7

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  3. 8

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  4. 9

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  5. 10

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから