「いいとも!」と対極…大人が楽しめる「ヨルタモリ」の味わい

公開日: 更新日:

 19日からスタートした新番組「ヨルタモリ」(フジテレビ系)が妙に面白いと評判だ。

 タモリ(69)とともにレギュラー出演する宮沢りえ(41)がバーの和服ママで、タモリは大阪弁のおっさん客、エッセイストの能町みね子が常連客に扮し、さまざまな芸能人や文化人をゲストに迎えるトーク&コントバラエティー番組だ。初回は音楽家の大友良英、前回は井上陽水が客として登場。タモリだからこそ実現できる豪華な人選で、次回は上戸彩が顔を出す。

 もっとも、トーク番組とはいっても「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングをイメージすると、期待は大きく裏切られる。番組の真骨頂は、トークの間に挟まるタモリの“芸”にあるからだ。架空の番組として流される「世界音楽旅行」のコーナーでは、タモリお得意のでたらめ外国語を駆使した歌を披露。初回はフラメンコギタリストの沖仁、パーカッショニストのホセ・コロンを従えて偽フラメンコ歌手を演じた。前回はヒップホップグループのリップスライムとコラボしてノリノリの「中国語ラップ」を熱唱!

 他にもハエの形態模写や、放送大学に登場するような大学教授のパロディーと、コメディアン・タモリの持ちネタが満載だ。

 視聴率は初回こそ6.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったが、2回目は8.1%にアップ。日曜の夜11時過ぎに大人がニヤリとできる番組は大歓迎だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動