NSC首席卒業 ゆりやんレトリィバァは神が与えし“芸人顔”
吉本総合芸能学院(NSC)の13年度首席卒業生のピン芸人・ゆりやんレトリィバァは、「吉本興業の秘密兵器」だそうだ。その名の通り「R―1ぐらんぷり2015」ではファイナリストにもなった。ネットでは「山田花子そっくり」と評判で、おしゃれなドレスやスーツを着て舞台に登場するだけで笑いが取れてしまうルックスは、「神様が与えてくれたすばらしいパーツ」とまで評されている期待の新人だ。
ハリウッド映画やアカデミー賞授賞式のシーンを流暢なセレブ風英語で再現しているように見せかけて、ところどころ大阪弁をまぎれこませるという、顔と設定のギャップを生かした持ちネタが大ウケ。2月には45回の歴史を誇る「NHK上方漫才コンテスト」の決勝に進出。同コンテストで女性ピン芸人が決勝に残ったのは03年の友近以来12年ぶりという快挙だった。
おバカキャラ顔をしてはいても実はインテリで、関西大学文学部出身。得意の英語は大学で習ったわけではなく、ハリウッド映画好きが高じてのもの。英語が得意な友達に英語で話してもらったり、日本の歌に即興で英語の歌詞を付けて歌う遊びをして鍛えたという。