著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

解散後のSMAP 脱アイドルでも安泰なのは中居正広ただ一人

公開日: 更新日:

 80年代、絶大な人気を誇った“光GENJI”がいい例。解散後のメンバー7人は個人活動に転じたが、一線で活躍する人はいない。「グループ活動中、個人活動の準備ができていなかった」ことが要因と言われている。それを間近に見ていたのが後輩のSMAPだろう。同じテツは踏まない。SMAPは個人活動に重きを置いた。後に他のグループも個人活動が活発化。今やニュース番組のキャスターまで務める人もいる。

 ジャニーズは「歌って踊れるグループ」がデビュー時のコンセプトだが、不思議なことにソロ歌手に進む人がほとんどいない。SMAPもしかり。歌手活動を目指す人はなく、役者、司会など5人の方向性は見えている。目指すは「脱アイドル」だが、もっともハツラツとして見えるのは司会業がすっかり板についた中居正広しかいない。

 テレビ関係者も、「司会者としての技量だけでなく、幅広いジャンルの人との交流もあり人望もある」(テレビ関係者)と、将来的に中居は安泰と見ている。「役者に専任」とみられる木村拓哉を筆頭に他のメンバーには一抹の不安が残る。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド