清野菜名は「味ぽん」に 朝ドラ女優がCMでも大躍進のワケ
先週末まで朝ドラ「とと姉ちゃん」で花山伊佐次役をやっていた唐沢寿明(53)が出演しているミツカン味ぽんのCM「キッチンさっぱり亭篇」に注目が集まっている。
丸メガネをかけた女の子が、唐沢の作った「鶏のジューシーさっぱり煮」をほおばって「おいしい」と呟くのだが、彼女は昨年放送の朝ドラ「まれ」(スピンオフ編)で栗林仁子役を演じていた清野菜名(21)である。つまりこのCM、朝ドラコンビで作られていることになる。
このところ朝ドラに出演した女優たちのCM進出が凄まじい。ザッと見渡しただけでも「とと姉ちゃん」の主役だった高畑充希(24)は「かんぽ生命」「富士フイルム」「ダイハツ ムーヴ」、土屋太鳳(21)が「爽健美茶」「イーデザイン損保」「ロッテ」「エイブル」、有村架純(23)も「SK-Ⅱ」「JRA」「ABC-MART」「CITIZEN」……という具合。
どうして朝ドラ女優はCMに引っ張りダコなのか。芸能評論家の肥留間正明氏が言う。
「CMはタレントへのギャラや媒体への広告費などで1本作るのに約50億円かかるといわれています。それだけ莫大なカネをつぎ込んだにもかかわらず、妙なスキャンダルでも起こされたら大変なことになる。そこへいくと、朝ドラ出演なら、高畑淳子のコネ採用だった高畑裕太などの例外を除けば、厳しいNHKの“身体検査”をパスしています。さらに、全国放送だからすでに顔が知られているという利点もある。スポンサーが安心して使うのも納得です」
3日から始まった「べっぴんさん」の主役・芳根京子(19)も、年末あたりにはナショナルクライアントのCMに出ているに違いない。