密着映画で見せたテレビ愛 萩本欽一「仕事と運」を語る

公開日: 更新日:

「欽ドン!」ほか視聴率30%超の番組を次々と世に送り出し、「視聴率100%男」の異名をとった萩本欽一さん(76)。自身が輝くだけでなく、欽ちゃんファミリーほか昨今のテレビ界で活躍する多くのタレントを発掘してきた。「大将」と尊敬される存在だが、当の本人は「誰ひとりとして育てた意識はない」とアッケラカンだ。

「僕自身、ダメなやつが成功したっていうことを忘れないでいる。当たるのは才能じゃなくて、運。だから僕に世話してもらったっていう気を持たれたら困っちゃう。こっちは世話したなんて思ってないんだもの。皆に『お歳暮や年賀状は出すな』って言ってます」

 恩返ししたいのなら、「仕事で返して欲しい」という親心こそだが、例外もあったという。

「小堺(一機)と関根(勤)には一度だけ、ボンレスハムを1本送れって伝えました。30年以上経っても仕事で僕にプラスになるようなことはな~んにもなくて、ちょっとムッとしたの。それで、関根はきちんと1本送ってきたんだけど、小堺は詰め合わせセットを送ってきやがんの。バカヤローでしょう?(笑い)」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド