周囲反対も…カズレーザーと組んだメイプル安藤なつの先見

公開日: 更新日:

 バラエティーだけでなく、今や数々のクイズ番組に引っ張りだこ。一躍人気インテリ芸人の地位を築き上げた「メイプル超合金」のカズレーザー(33)。しかしながら、そんな頭脳派な一面がある一方、バイセクシュアルを公言し、「奇才」「サイコパス」とアダ名を付けられるほど類いまれな変わったキャラの印象も強い。

 だがそんなカズの横に、130キロの“巨女”である相方の安藤なつ(37)がいることで絶妙にバランスが取れたコンビにも見えるから不思議だ。

 人気コンビになった2人の出会いについて知る芸能関係者が語る。

「ピン芸人だった頃のカズのネタはぶっ飛んでるというか変化球すぎるというか、まったく劇場のお客さんには伝わらず、ひたすらスベリ倒していました。でも本人はまったく客席の空気なんか気にしていない。そんな不気味なメンタルの強さから、サイコパスなんてアダ名が付いたんです。周りの芸人たちもカズの頭の良さは認めつつも、人間性が謎すぎて距離を置かざるを得ず、友達もいない年月が続いてました。

 そのうち安藤がコンビ解散になり、カズが相方に誘ったことが分かると、芸人たちみんなが安藤の説得に走り、新コンビ結成に猛反対。あんな正体不明のスベリ芸人と組んだら一生地獄だなんだともうボロカスでした(笑い)。あまりの猛反対に散々悩んだ安藤でしたが、最後は反対を押し切ってメイプル超合金を結成。で、今にいたるんです」

 カズが天才と奇才を器用に使い分けながら自由奔放に暴れまわれるのは、安藤というブレない存在があってこそ。安藤の先見の明は本当にスゴい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し