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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

平尾昌晃さん なぜ残された人の感情を想像しなかったのか

公開日: 更新日:

 作曲家の平尾昌晃さん(享年79)が亡くなったのが、昨年7月。それから1年を過ぎて、遺族の間で遺産を巡る争いになっている。

 平尾さんの三男で歌手の平尾勇気(37)が、平尾さんの3番目の妻で現在、「平尾昌晃音楽事務所」の代表取締役のA子さん(50代)に対し、代表取締役執行停止処分を申し立てた。いずれ法廷闘争になりそうなトラブルに発展している。

 平尾さんの“遺産”といわれるものは、所有の不動産のほか、将来入ってくるであろう印税や著作権料などを合わせ、50億円とも60億円ともいわれる。平尾さんは会社を2つ所有していた。複数のマンションなど不動産を所有し、遺産はすべてその会社が持っている格好だ。そして、その会社の株式を彼の妻と、3人の子供で相続しているわけだ。

 この話を耳にしてまず思ったのが、亡くなった平尾さんには申し訳ない限りだが、「終活を間違っちゃったのかなぁ」という感想だ。

 平尾さんは僕らワイドショーの取材をする者にとっては、実にありがたい、よい方だった。音楽業界の出来事についてコメントをお願いすると、ご本人が直接電話口に出たり、気軽に事務所でインタビューを受けてくれたもの。いつもニコニコ顔だった。

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