総額60億円とも…故平尾昌晃さん遺産めぐり骨肉バトル勃発
「瀬戸の花嫁」などの作曲やヒット曲「カナダからの手紙」で知られ、昨年7月に亡くなった平尾昌晃さん(享年79)の遺族による遺産トラブルが勃発だ。億単位というカネをめぐり、平尾さんの三男で歌手の平尾勇気(37)と3度目の結婚相手で元マネジャーの50代女性が揉め、勇気が女性に対する法的措置を取ったことが明らかになった。
■三男の告発に「理」は? 3度目婚の妻が独り占め?
報道などによると、この女性Mさんは昨年10月、平尾さんの後を継いで平尾昌晃音楽事務所など2社の代表取締役社長に就任。これに対し、同社の株主でもある勇気はMさんが就任後に不透明な株操作などを行ったとして、取締役の職務執行停止の仮処分を東京地裁に申し立て、受理された。
勇気は「株主総会は行われていなかった。不実の登記だ」などと主張、さらに平尾さんの遺産相続についても「多くの疑惑解明のため(Mさんに)法人書類の開示を求める必要がある」としている。一方、Mさんは「不正はしていません」と応じ、「平尾の血を継いで、優しかった勇気さんがなぜ突然こうなってしまったのか」とテレビでコメント。弁護士を立てて全面的に争っていく構えを見せている。